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ケアマネジャーとは
統計によると、日本全国の平成20年度までの高齢者・障害者人口は2898万人・503万人に上り、平成12年度における高齢者人口2193万人、平成13年度における障害者人口324万人と比較してそれぞれ705万人・179万人の増加、また1980年代には総人口の10人に1人にすぎなかった高齢者人口の割合は、2000年初頭には5人に1人となり、そのわずか40年後の2040年には3人に1人の割合になると予測され、高齢化の加速度も著しいものがあります。
このような事態に対しては、医療・福祉・介護といった分野のより一層の充実が必要で、それが高齢者や障害者の日常生活に健康と安全をもたらすことに繋がります。
その中でも近年、特にニュースや新聞で報道される介護の現場においては、全ての高齢者・障害者に満足なサービスを提供するための人材が慢性的に不足していると言われています。
1980年代の日本は、まだ現在のような介護の概念は一般的ではなく、高齢者や障害者の面倒を見るのは家族というのが社会通念でした。
それ以後も介護や福祉の相談は主に社会福祉士などが受けていたのですが、家族の肉体的・精神的な負担軽減や介護におけるさまざまな社会問題の解決に向け、2000年4月に
(1)保健医療サービス・福祉サービスの総合的、効率的な提供、
(2)民間活力を活用した多様な事業者・施設によるサービス提供、
(3)高齢者、障害者自身の意思による、サービスとサービス提供事業者・施設の選択、
(4)在宅において自立した生活を送るための支援、などを基本方針とした「介護保険制度」が施行される事となります。
当然、介護サービスを円滑に機能させるためにはあらゆる「介護の専門家」が必要になることから、この制度と同時に新しく「ケアマネージャー」と呼ばれる介護支援専門職が導入されました。
介護サービスは、体調が悪い時や怪我をした時、病院や診療所などで誰もが気軽に受けられる医療サービスと違い、思ったときにすぐ受けられるという訳ではなく、要支援または要介護の認定を受けている者に対し、それぞれに合った適切な介護サービスを提供するためのケアプラン(介護サービス計画)を作成する必要があります。
ケアマネージャーとはそれを行うための知識を有している者のことであり、病院でいえば「主治医」的な立場にあたります。
もちろん福祉・医療・保健といった分野についても幅広い知識や技能を有していることから、介護の現場においてケアマネージャーは不可欠な存在となっています。
現状ではまだまだ不足しているといわれるケアマネージャーですが、高齢者・障害者の増加に伴いこれからも介護施設は増え続けるとの予想から、ケアマネージャーの需要は確実に高まっていくと思われます。
ますます深刻化、複雑化していく介護現場でケアマネージャーに寄せられる期待は非常に大きいものがあるといえそうです。
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